UD落語 in かわさき「さわる落語」が開催されました!

2024年12月7日、川崎市視覚障害者情報文化センターにて「UD落語 in かわさき『さわる落語』」が開催されました!
会場は笑いに包まれ、子どもから大人までたくさんの方が楽しいひとときを過ごしました。

◆ 開会の挨拶とUD落語のはじまり ◆
まずは館長の杉山さんが、温かい挨拶とともに開会を宣言。
続いて、春風亭昇吉が「UD落語って何?」を簡単に解説しました。

杉山館長の挨拶と昇吉によるUD落語の説明

杉山館長の挨拶と昇吉によるUD落語の説明

◆ 朗読『まんじゅうこわい』体験! ◆
いよいよ、「さわる落語」がスタート!
昇吉が『まんじゅうこわい』を朗読し、参加者は手元の触図(点字つきのさわる絵本)を一緒に触りながら物語を楽しみました。
「次のページに進むよ!」と声をかけながら、みんなでクイズを交えつつ、ストーリーが進行。
参加者の皆さんは触図を触りながら、登場人物や出てくるものをしっかり感じ取っている様子でした。

UD落語絵本を触る

UD落語絵本を触る

昇吉による朗読

昇吉による朗読

◆ 3D模型で触る体験クイズ! ◆
続いては、日本点字図書館の伊藤さんによる3D造形物の解説コーナー。
3Dプリンターで作られたさまざまな形の模型を手で触ってクイズに挑戦!
「これは何だろう?」と考える子どもたちの表情は真剣そのもの!
手を使って感じる楽しさを、みんなで共有しました。

3D造形物を触る

3D造形物を触る

日本点字図書館の伊藤常務理事

日本点字図書館の伊藤常務理事より3D造形物の説明

◆ 落語一席目『桃太郎』 ◆
昇吉の生の落語がスタート!
子どもたちにもおなじみの『桃太郎』は、親子のお話。
まくらの小咄も楽しんでくれました。

落語「桃太郎」

落語「桃太郎」

◆ 休憩タイム(仲入り) ◆
5分間の小休憩でリフレッシュ。
会場のあちこちで、参加者同士の交流も生まれていました。写真を撮ったり、サインをしたりすることもできました。

◆ 交流タイム!質問コーナー ◆
休憩のあとは、参加者からの質問コーナー!
「落語家はどうやって入門するの?」
「前座さんのお給料は?」
大人も子どもも、鋭い質問が次々と飛び出しました。
昇吉も冗談を交えて回答しました。笑いと、「へぇ、そうなんだ」という感心の声が広がりました。

交流タイム!

交流タイム!

◆ そばをたぐる所作を体験! ◆
落語といえば「そばをすする音」!
昇吉が「そばの食べ方」をレクチャーすると、みんなで一斉に「ズズズッ!」とそばをたぐる真似。
これがうまい!会場中に“そばの音”が響き渡りました。

落語の所作を説明

落語の所作を説明

◆ 寄席囃子の音を聴き分けよう! ◆
さらに、寄席の音楽の紹介コーナーでは、
一番太鼓、二番太鼓、追い出し太鼓など、寄席で使われる音の意味を解説。
中には、大太鼓、締め太鼓、三味線、笛以外に、「伏せ鉦の音が分かる!」という、驚きの耳を持った子どもも登場!昇吉も嬉しくなりました。

◆ 落語二席目『子ほめ』 ◆
最後は、昇吉による『子ほめ』をたっぷり披露。
登場人物が次々と変わる落語ならではの「一人何役もこなす面白さ」を、子どもたちも実感してくれたようです。
子どもたちが声を上げて笑うシーンもあり、会場の空気は穏やかな温かさで満ちていました。

落語「子ほめ」

落語「子ほめ」

◆ いよいよエンディング ◆
最後は、参加者の皆さん、スタッフの皆さんに向けて感謝の気持ちをお伝えしました。
…が、ここで素敵なサプライズが登場!
内容はナイショですが、会場中がほっこり笑顔になりました。

終了後も参加された方と交流しました

終了後も参加された方と交流しました

◆ おわりに ◆
UD落語の新たな挑戦である「さわる落語」は、触って、聴いて、感じて楽しむ五感で味わう落語として大好評でした!
参加してくれた皆さん、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました!

スタッフの皆さんと集合写真!

スタッフの皆さんと集合写真!

春風亭昇吉 拝

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