令和6年度 大田区立図書館 読み聞かせボランティア講演会「色んなカタチで楽しむこどもの絵本 -見て!聞いて!触って!-」が開催されました
2024年11月10日、大田区民プラザ小ホールにて、ユニバーサルデザイン(UD)落語絵本のイベントが開催されました。
当日のプログラム
1. 館長のご挨拶 2. 講演「ユニバーサルデザイン(UD)落語絵本について」など 3. アイマスクを着けて3D造形物を触る体験 4. 読み聞かせボランティアによるUD絵本『まんじゅうこわい』の読み聞かせ 5. 落語「饅頭怖い」 6. 終わりのご挨拶
開催地である「下丸子」は落語にゆかりのある土地であり、大田図書館ではすべての子どもが読書を楽しめる場である「りんごの棚」をはじめ、共生社会の実現に向けた取り組みを長年行っています。
そのため、今回のUD落語イベントにふさわしい会場でした。
まず、講演会では、UD落語絵本を作ることになった経緯についてお話しました。
盲学校での落語会の経験から絵本制作に至るまで、事前に大田図書館にて編集いただいた資料をもとに投影しながら説明をしました。
アイマスクを着けて3D造形物を触る体験コーナーには、二人の子どもが挑戦してくれました。
お子さんにとっても、貴重な経験になったのではないでしょうか。
次に、読み聞かせでは絵本が大きなスクリーンに映し出され、ボランティアの方が素晴らしい読み聞かせを披露してくださいました。
長年のボランティア経験を活かした読み聞かせにより、私の作った本が生き生きと息づき、胸が熱くなりました。
当日は、絵本のイラストを担当された多屋光孫さんも登壇してくださり、作品に込めた熱い思いを語ってくださいました。
最後に、「ユニバーサルデザインとは何か」をまくら(落語の導入部分)で楽しくお話しし、落語「饅頭怖い」を実演しました。
地域の皆様、図書館のスタッフ、読み聞かせボランティアの皆様と一体感を感じられる、心温まるイベントとなりました。
このようなイベントが、さらに広がって、共生社会の実現につながっていけばいいと思いました。
大田図書館の皆さまによる心のこもった準備とご対応のおかげで、大変充実した内容となりました。
関係各位の皆さま、そして当日お越しいただきました皆さま、本当にありがとうございました。
春風亭昇吉 拝